山口県萩市産2020年新米コシヒカリのご案内など

山口県萩市の新米コシヒカリの販売を開始しております。本年度の県内産新米としては2回目の入荷となりますが、いよいよ本格的な食味の新米がご案内出来るようになりました。

既に県内産コシヒカリ新米は9月の第1週目に入荷しておりましたが、あくまで早期米ということで、入荷数量も少なく、また若干(かなり?)アオタが目立ち、”早いのが取得”という表現も否めず、販売時の説明が必要な内容のため、店頭でのみご案内しておりました。

ようやく今回の入荷で、香り、甘味、粘りともにバランスよく、外観もつややかな本格的な新米コシヒカリとなりました。産地は萩市佐々並地区です。

ところで今後コシヒカリ以外の県内産各品種も入荷を予定しておりますが、実は山口県内では深刻なトビイロウンカの被害が広がっておりまして、新米のご案内が遅れることになりそうです。

ウンカというのはバッタのような昆虫で、これに吸汁された稲は広い範囲で枯れて倒れる被害が生じ、被害を被った米は出荷できなくなります。ここ数年は毎年のようにウンカ被害のニュースを聞きますが、とくに今年は「かつて経験したことがない状態」と複数の米穀関係者が言っており、まだ全容は判らないものの、かなり深刻な被害が広範囲に及んでいるようです。

全国的な一般紙などではコロナ禍による消費減と過剰な在庫の問題について大きく報じられております。主産地の東日本ではその傾向があるようですが、山口県産米については状況が異なっております。

このため、県内産新米の入荷時期や数量が不確定で皆様にご迷惑をおかけいたしておりますが、来月にはある程度のご案内ができると思いますので、どうかよろしくお願いいたします。